ラノベ

【ダンまち 15巻】感想・ネタバレ 過去を振り返る日常編!!

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか15巻の感想です。

14巻のあとがきに書かれていた通りの日常編。どっちかというと回想が多かったのでしょうか?

激闘の14巻と比較すれば物足りなさが残る話だった。
ですが15巻としてではなく14.5巻として読めば大満足の内容でした。

BD特典短編小説に加筆調整を加えた話だったのでBDを購入していない僕からすれば嬉しいお話だった。ただ評価が分かれそうな巻になりそうです。りゅうおうのおしごと!8巻と似た感じでした。

リューさんのポンコツっぷりは最高でした
【ダンまち14巻】感想・ネタバレあり シリーズ最高の話!!ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ダンまち)14巻が2018年12月14日に発売されました。感想を書きました。 ...

 

購入前情報をとばして感想部分はこちら

購入前情報

ダンまち15巻は6月15日発売!!前巻14巻の発売日が12月だったため半年ぶりの発売となります。

GA文庫さんの6月のラインナップに記載されていました。

15巻は日常編

14巻のあとがきに次巻は日常編になる予定です。とありました。現時点ではあらすじは公開されていないので日常編かどうか分かりません。が、多分日常編のはず。

 

12巻の遠征から始まり、強化個体のモスヒュージ、ジャガーノート戦(1回目)、ラムトン、深層突入、ジャガーノート(2回目)と過酷すぎる死線をさまよってきたベル、そしてリュー。

ベル以外のヘスティアファミリアメンバーも階層主のモンスターレックスを倒した。

ベルのレベル5へのランクアップも期待したいところだが、さすがにまだ早すぎるというのが正直な感想。チートっぷりなステータスアップはありそう。そこは期待!

もう少しステップを踏んでレベル5にランクアップするのではと。

 

その他のメンバーはランクアップしそう。このままだとベルの強さにおんぶにだっこになるので、ランクアップあるいはスキル・魔法の成長・習得はあるのではと。

 

そして気になるのが女の子たち。日常編なので甘い話が多くなるにちがいない。ここ3巻ずっとハラハラする展開ばかり息苦しかった。ここらでほっと一息つける話になってくきそう。

14巻の最後でどこにでもいる恋する女の子の一面をみせたリューの恋の行方も気になる。そしてエイナさん、フレイヤがどうとか噂されているシル、非戦闘員メンバーの方中心になりそう。

そしてそして

僕の出番はまだかね?と拗ねていそうなヘスティアがやっと登場。ダンジョンに潜っているとヘスティアとベル君の掛け合いが見れないのが残念だった。

ヘスティアファミリア創設時からの2人の関係も少し進歩してくれるのか?

 

やっと一息つけそうな(ベル君にとっては別の意味で苦戦しそうな)話になりそうな15巻。待ち遠しいです。

GA文庫さんでは6月15日発売になっていますがkindleほか電子書籍サイトでは14日から読むことができます。

15巻のあらすじ

深層の決死行を乗り越え、地上の帰還を果たしたベル達。それぞれが果たした冒険の成果は『成長』の証。確かな前進に喜ぶ傍ら、ふと彼等彼女等はこれまで歩んできた道のりを振り返る。少年は始まりの日に還り。女神は追憶を映す炉の光に目を細め。小さき少女は灰の過去を乗り越え。鍛冶師は遠き日を重ねた空を仰ぎ。受付嬢は昔日の傷を。妖精は正義の誓いを。黒烏は金狐との今昔の物語を想う。今と過去が織りなす日常編。『英雄』が生まれる地に束の間安らぎを。これは、少年が歩み、女神が記す、―“眷属の物語”―

感想

ベル、ヘスティア、リリ、エイナ、ヴェルフ、リュー、春姫それぞれの過去が描かれていました。過去と今との対比、彼らがどれだけ成長したのか改めて実感しました。

ベル君とヘスティアの出会い

1章と2章はダンジョンに出会いを求めたベルがオラリオにやってきたころの話、そしてヘスティアが下界に降りベルをファミリアに勧誘するまでの話。
相変わらず宿屋にちょろまかされていたのはベル君らしかった

今となればヘスティアファミリアの団長でレベル4のベル君。ヘスティア曰くレベル5も近いとのこと。
ファミリアも中堅にまで成長。2人っきりのド貧乏生活から脱却し賑やかすぎる仲間たちに囲まれています。

ほんと随分と成長しましたね。ベルの夢でもある女の子との出会いも叶いつつありますが、当の本人が鈍感すぎるのがいたたまれない笑

いつになったら女心のスキルを習得してくれるのでしょうかね

そしてずっと指をくわえて登場する機会を伺っていたヘスティアが満を持して登場!!暖炉の前でベル君に体を預けているシーンは微笑ましかった。
ヘスティアの「これからもボクと一緒にいておくれよ」は彼女の心の底からの本音なのでしょう。

念願のレベルアップしたリリ

リリレベルアップおめでとう!!

新たなスキル・指揮想呼コマンドコールを獲得したリリの活躍に期待できそうです。戦闘時に意思疎通がしやすくなるような伝搬機能拡張という能力です。

レベルアップして喜ぶリリも可愛かったが春姫にマウントをとるようにレベル2になったのを自慢していたのも面白かった。

かげで支えてくれたエイナさん

そして久しぶりのエイナさん回。これまでの遠征含め深層の冒険をエイナさんに報告しにいったベル君。

ベル君のあまりにもぶっ飛んだ話を聞いたエイナさんは満身創痍。無理ありません笑

そんな無謀のような冒険から帰ってきてくれたベル君に感謝を伝え、抱きしめた。ベル君の体を抱きしめた(大事なことなので)。ベル君にぽんぽんと背中を優しく叩かれさらに抱き寄せたエイナさん。

ついにやっちまうのか!!

頬を染めたエイナさんの顔が近づく。ふんわりと甘い香りが鼻腔をくすぐる。2人の顔が段々近づき、唇を重ねる…

とは、ならなかった…

 

強く抱き寄せたせいでエイナさんのたわわなものがベル君のギプスの腕に乗っかかるという、、そしてお互い恥ずかしくなった2人は恥ずかしさをごまかすために話題をそらした。

今回のベル君は異様に女性たちに抱きつかれているような気がします。何より抱きつかれたくらいでは恥ずかしいと思ってもいないような気もする。エイナさんの胸が…のときはさすがに赤くなっていましたが。

やはりこれは14巻でリューさんと裸で抱き合ったせいなのでしょうか(笑)免疫がついたのでしょう。

 

そんな冗談はさておきベル君が深層から生還することができたのもエイナさんのおかげ。ベル君のためを思って深層の知識を詰め込ませていた。彼女がいなかったらリューさんと一緒に深層で野垂れ死んでいたはずでしょう。

カレのアドバイザーはエイナさんしかいませんね

受付嬢同士でベル君がいつまで生きてられるかで賭けていました。エイナさんの1人勝ちでベル君をディナーに誘うことになりました。15巻ではまだ誘っていませんが今後いつ誘いそしてどんなデートになるのか楽しみです。

ヘファイストスの意外な一面

ヴェルフもまた鈍感…ダンまちの男キャラがほとんど鈍感すぎる笑
一方のヘファイストス様は乙女になっていた。頼れるアネキのヘファイストス様のこんな一面は惚れるしかありません。

ポンコツリュー

地上に戻ってきてからベルをあからさまに避けているリューさん。ベル君のギプスがとれたこと、ダフネとカサンドラのレベル3へのランクアップを祝う二回目の宴会が豊穣の女主人で行われた。

ベルの方を一切向いてくれないリューさん。店主のミアが気遣って(からかうつもりかも)テーブルに運ぶように指示するもベルとの会話が全く嚙み合わない。

ベルとリューに何かやましいことがあったかを察していじけるシルさんはごちそうさまでした笑 「つーん、です」は良かった。いい表現だった。

シルとフレイヤの関係性はどうなんでしょう。今回の態度を見る感じ1人の女として嫉妬しているように思えました。

ゴミ出しにいったリューさん。ベルは自分がリューさんに嫌われたかもしれないと心配し後ろから声をかける。だがリューは「少年と2人きりでいる」という混乱した状況で手刀を放ってしまう。

恋愛になるといつもの冷静さを失ってポンコツになってしまうリューさんたまりませんね

手刀はベルに受け止められるが、ベルに腕を掴まれている状況。つまりベルと触れ合っている。またもポンコツっぷりを発揮してしまう。恥ずかしさゆえにベルを背負い投げしてしまう。

ゴミ出しが遅いことに業を煮やしたアーニャの声が聞こえ、焦ったリューさんはベルをお姫様抱っこして逃亡。。

パニックゆえに傷害、誘拐をベルに企てたリューさんだったが、さらには膝枕までしてしまう。
今回のベル君はどれだけ女の子たちとイチャイチャすれば気が済むのか?生還したご褒美なんでしょうね。

ベルを意識しだしてからのリューさんのテンパり具合にニヤニヤが止まりません。こんな状態でこれから一緒に冒険いけるのか心配。

 

春姫の内に秘める思い

それほど関心がなかった春姫でしたが今回の回想で春姫に対してのイメージが変わりました。というか春姫の心情がこれまでそれほど密に描かれていなかったので、ぼんやりとしか分からなかった。

が、ヘスティアファミリアの中で一番強い芯をもったキャラだった。自信がなく物事を器用にこなせないが人一倍努力し続ける。14巻でゴライアスのマフラーで盾となったのもタケミカヅチ様から特訓してもらった成果だった。

レベル2にランクアップする条件は達成しているのであとは春姫の妖術師としての身の振り方次第。春姫もランクアップすればヘスティアファミリアは全員レベル2以上。これからのヘスティアファミリアの大進撃が楽しみです。

ヘスティアの願望であるロキファミリア以上の大ファミリアもいつかできそうですね。

 

ずっと出番がなかったアイズ・ヴァレンシュタインでしたが最後の章にアイズたんの話がありました。

英雄になりたいがために冒険者になったベルとは真逆でアイズは誰の英雄にもなれない。人類の願望が三大冒険者依頼の最後の一つである黒竜の討伐。だがアイズには人類の願望と異なる悲願がある。

アイズの悲願が何なのかは分からない。
そして最後の大英雄アルバート(傭兵王ヴァルトシュテイン)と何らかのつながりがあることが判明。ヴァルトシュテイン…ヴァレンシュタインだから。

かの英雄たちがいつの時代に生きていたかによるが血のつながりがありそう。あとは少女が黒竜の話題を出したときのアイズの反応が大げさであった。人類の願望以上の何かが黒竜に対してありそうな態度だった。

次の16巻からは第4部、酒場の街娘の話になるそうです。ゼノスもダンジョンの深奥部も気になりますね。

感想まとめ

成長した彼らと弱かった彼らの過去が対比される話。扉絵も話に同期し反転されたように描かれていたのはエモかった。
特に5章の扉絵はヤバいですね。ヘファイストス様があんな表情、行動をとるとは笑

春姫の話が一番良かった。ヘスティアファミリアの中で浮いていたので(あくまで僕の中で)彼女のファミリアを助けるために努力し続ける姿勢、そして彼女を支える命。今後の冒険がさらに楽しみです。

ヘスティアファミリアの面々は順調にレベルアップ、成長しました。ベルの規格外な成長速度のせいで他のメンバーの成長が遅く感じてしまいますがこれでもかなり速いほうなのでしょう。

ベルのランクアップはお預けでしたがレベル5になりそうな感じがしますね。ステータスも

力I0→C676
耐久I0→B701
器用I0→B724
敏捷I0→B718
魔力I0→C655

と化け物。ランクアップできそうなのがヘスティアの勘違いだといいですが。

これまでの激闘の息抜き、過去を振り返るのに相応しい15巻だった。

外伝のソード・オラトリオは未読なのでそろそろ読んでみたいです。

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POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    ロキファミリアの様子が全く描かれなかったですね…
    オラトリア12巻で何も無ければいいけど…

  2. ムハマド より:

    正直僕は本編より外伝の方が面白いと思ってるので読んだ方がいいと思いますよw

  3. 匿名 より:

    ここで言うのもなんですが、14巻と15巻の最初の人物紹介ページでヤマトさんだけ名前のアルファベット表記違いますよね…いつになったら気付くかな…w

    • ぽうか より:

      最後にPが入っていますね。私は全く気づきませんでした。
      次巻の16巻では直されているといいですが…

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