SAOラノベ

SAO12巻 感想・ネタバレあり 最上階を目指すキリトとユージオ

大図書館で長い間過ごしているカーディナルの登場、そしてアドミニストレータの謎、整合騎士の過去などと徐々にアンダーワールドの世界の秘密が明かされていく12巻。

そしてアリスを取り戻すためにキリトとユージオは整合騎士を倒しながら記憶のかけらがある最上階を目指します。

 

前半は説明ばかりで難しいですが、後半からはキリトとユージオの活躍が見られます。感想というよりは解説集寄りになっています。

SAO 12巻感想・ネタバレあり

クィネラとカーディナルシステム

クィネラは完全なコマンドリストの呼び出しに成功。自分の権限レベルを最上位にまで上げて世界をコントロールするカーディナルシステムそのものへの干渉を可能にした。

カーディナルのみが持つ権限のすべてを己に付与した。地形や建築物の操作、アイテムの生成、人間を含む動的ユニットの耐久力、天命の操作そのものまでも可能になった。

年齢は80を超えていたが、老化を抑え容姿を10代後半に取り戻す。カーディナルシステムそのものを取り込もうとしたものの、己のフラクトライトに書きこんでしまった。人界を永遠に保つことのみを願う人間の形をもつシステムとなった。

 

まさにゲーム開発者的な存在となったクィネラ。なんでもチートし放題のプレイヤーでしたが、1つ失敗をしてしまった。カーディナルシステムの行動規則を魂に書きこんでしまったため、秩序の維持を最優先に考えるものになってしまった。身の丈に合わないことをしようとすると失敗してしまうといういい例でした。

秩序の維持のみを目的にする

世界の管理者は人界を東西南北の4帝国に分けた。神威をもって一瞬にして不朽の壁(4つの帝国を分割する壁)を出現させた。

開拓民らの移住制限を制限するために多くの大型地形オブジェクトを配置した。ギガスシダーもそのひとつだった。

 

秩序の維持のために民の成長・発展を捨てた世界の管理者。天職というものも民の自由を奪い決められた仕事をさせることで秩序が乱れないようにしたかったのでしょう。他のラノベでも魔法使いが農業や建築などしてくれるから平民は何もしなくてもいいという話がありました。

感情の消去

クィネラはカーディナルシステムと一体化した。

カーディナルシステム

カーディナルシステムには2つのコアプログラムがあった

  1. バランス制御をするメインプロセス(秩序の維持)
  2. メインのエラーチェック

クィネラはメインプロセスとサブプロセスの二つの人格をもっていた。メインプロセスの過ちを正そうとするサブプロセスの人格があった。サブプロセスの人格がでてきた時に自分の天命を0にしようとしたもの成功はできなかった。

アドミニストレータはサブプロセスの人格を危険視した。精神的動揺があったときにサブプロセスの人格が割り込んでくると気づいたアドミニストレータは情動回路を封鎖した。ただ、いきなり自分でやろうとはしなかった。

アンダーワールドには隠しパラメータの違反指数がある。法や規則を遵守する度合いを可視化したもの。違反指数の高い者たちをフラクトライトを操作する術式の実験台とした。実験を繰り返し感情を封鎖することに成功した。

情動回路を封鎖されてからサブプロセスの人格がでてくることはなかった。

このサブプロセスの人格がカーディナルであった。

 

どのSAOのシリーズでも度々出てくるカーディナルシステム。アンダーワールドでもカーディナルシステムが関係してきます。

人間に置き換えて考えると、自己批判的な考えがサブプロセスのメインプロセスの過ちを正そうとするものなのでしょうか。よく似ています。

 

物語シリーズで言うとアドミニストレータが阿良々木暦でカーディナルが扇ちゃんみたいなものでしょう。性格や見た目とか中身は全く違いますが、立ち位置的には似ているところがあると思います。

記憶容量の限界

民の行動を制限し人界を自分の支配下にしたアドミニストレータは優越感に浸るもある問題が起きた。

それが記憶の限界。

記憶を保持するための容量が限界に達していた。

1辺5㎝の立方体のライトキューブにアンダーワールド民のフラクトライトを閉じ込め、それが集まって一辺3メートルのライトキューブクラスターを作っている。

総数は21万6千個である。それがアンダーワールドの人口の上限値。

 

まだ余裕があるからキリトに子どもを作っても大丈夫だと声をかけるカーディナル。さすが、2年もの長い間キリトを監視していただけありますね。

魂の複製

そこで10歳くらいの少女をアドミニストレータは見つけ、己のフラクトライトの思考領域と重要な記憶を上書き複写しようと考えた。

自分(アドミニストレータ)の記憶を直接いじればよかったが、それだと万が一重要な記憶も消してしまうこともあり得る。だから念のためにバックアップとなる少女を用意しておいた。

 

しかしこのバックアップをとったことがアドミニストレータの失敗だった。

アドミニストレータと少女の同等の権限を持つ神が二人存在してしまったから。

カーディナル誕生

少女にフラクトライトを複写したとき、本当の自分はどちらなのかと魂の崩壊が起こった。比嘉さんと同じように。

アドミニストレータがメインプロセス、そして少女がサブプロセスだと自己を確定したことで崩壊は回避できた。

 

そしてサブプロセスは長年の願望だったメインプロセスを正そうと攻撃を先に仕掛けた。アドミニストレータも少女も権限レベルは同等、先に攻撃を仕掛けた方が勝てるはずだった。

しかし、アドミニストレータは神聖術を使えないコマンドを実行した。武器による物理攻撃しかできなくなった。

 

アドミニストレータと少女には決定的な違いがあった。肉体の差。アドミニストレータの肉体から少女の肉体になったため距離感にずれが生じた。そしてアドミニストレータの方がリーチが長かった。

 

命からがら逃げたカーディナル。そして今いる大図書館に逃げ込んだ。大図書館はカセドラルと空間的に連続していない。異空間に存在する。座標はランダムに変わるため特定することは不可能に近い。だからアドミニストレータは大図書館に入ることはできなかった。

 

誰かのフラクトライトを直接いじる神聖術を行使するには対象そのものに直接触れなければできない。

カーディナルは狂ったメインプロセスを停止せよという命令にのみ従って動くプログラム当然である。

カーディナルはアドミニストレータを討つ機会を狙っていた。1対1ならば同等の力。しかしアドミニストレータは公理教会の支配者だった。

整合騎士の召喚

シンセサイズの秘儀。魂と記憶の統合。

アドミニストレータへの絶対的な忠誠を強いる敬神モジュール。これを埋め込まれた対象者は記憶を奪われ、魂と造られた記憶・行動規則が統合される。

アドミニストレータに絶対的な忠誠を誓い、人界を維持する戦士、整合騎士となって召喚される。

 

最初の一人がベルクーリ・シンセシス・ワン

ベルクーリとはかつてユージオが話してくれた伝説的豪傑の名前。ルーリッド村の初代入植者で果ての山脈を探検し、人間界を守護する白竜から青薔薇の剣を奪おうとした剣士。

そして今や整合騎士は31人もいる。4帝国統一大会の優勝者もまた整合騎士にされていた。

負荷パラメータ

ここ最近、流行り病や危険な獣の跋扈、作物の不毛、天命をまっとうできずに死ぬ人間が増加している。アドミニストレータでさえ改変できない負荷パラメータが引き起こしている。

最後の負荷実験にダークテリトリー側との戦争が待っている。整合騎士しか戦う力がない人界側に勝ち目は全くなかった。だからカーディナルはアドミニストレータを倒した後、人界とダークテリトリー側全員のフラクトライトを消滅させる計画を立てている。

 

アンダーワールドの世界を消失する代わりに10人分のフラクトライトを現実世界に脱出するのを手伝ってくれるとカーディナルは約束した。

 

キリトはアンダーワールド生まれの人間ではなくラースから来た人間。アドミニストレータによるフラクトライトへの攻撃を受けない。だからカーディナルはキリトを選んだ。

シンセサイズの秘儀

シンセサイズの秘儀を解除するには2つ必要なことがある。

  1. 過去の記憶を思い出させてあげること
  2. 一番大切な記憶のかけら

モジュールが埋め込められている場所には一番大切な記憶が本来あった。モジュールを取り除いてアドミニストレータが保管している記憶のかけらを取り戻す必要がある。

 

セントラル・カセドラルの最上階まで登らなけらばならない。整合騎士たちと戦いながら。

カーディナルから2本の剣をもらった。短剣はカーディナルの髪をリソースとして作られたかなり高いオブジェクトレベルをもつ。そしてカーディナルの体の一部からできているので剣を刺した対象者に神聖術を行使することができる。

 

武器庫で剣を取り戻す。整合騎士を倒しながら塔を上る。百階まで上りアドミニストレータを短剣でさしてアリスの記憶のかけらを取り戻す。

武装完全支配術

カーディナルは武装完全支配術の術式を施してくれた。

武器の記憶を解放することで特殊な能力を得る神聖術。武装完全支配術には強化と解放の二つある。強化は部分的な記憶を呼び起こしとてつもない攻撃力を得る。解放は武器の記憶すべてを解放し武器の特殊な能力を呼び起こす。

セントラル・カセドラルを上り始める

二人は最上階を目指すべく大図書館から出た。まずは武器庫に向かった。そこには半端ない量の武器や防具があった。民が力を得ないために集めたものであった。

キリト・ユージオは各々の剣を見つける。

デュソルバード・シンセシス・セブンとの戦い。

 

キリトたちはアンダーワールドの世界には存在しないアインクラッド流の剣技でなんとか突破することができた。

2人の少女

公理教会修道女見習いのフィゼルとリネルと出会う。しかし彼女らは整合騎士であった。

フィゼル・シンセシス・トゥエニナイン

リネル・シンセシス・トゥエニエイト

油断していたユージオは剣を腹に突き刺されてしまった。キリトも剣を突き刺された。剣には麻痺毒が塗られていた。

50階で防御線を張っている整合騎士の前でキリトとユージオの首を落とすために50階まで二人を運ぶ。

 

キリトはあらかじめ毒素分解術を唱えていた。だからすぐ動けるようになった。フィゼルとリネルが50階で待っていた整合騎士と話している隙をみて二人が帯刀していた剣を抜き切りかかった。フィゼルとリネルは麻痺毒で動けなくなる。

ファナティオ・シンセシス・ツーと4騎士(四旋剣)達とのの戦い

ファナティオの神器は天穿剣。1千枚もの大鏡から作られた剣であった。千枚もの鏡で作られたソルスの光を放出する武装完全支配術がある。

ユージオの武装完全支配術で四旋剣とファナティオは身動きがとれなくなったと思いきや、ファナティオは武装完全支配術を唱えていた。

キリトの武装完全支配術とぶつかり合う。ソルスの光を吸収して己の力に変えたキリトの闇色の巨樹が勝った。

 

瀕死に近いファナティオを助けるために2本しかないカーディナルからもらった短剣を一本使って助けた。

雲上庭園にアリスが

円盤を昇降させる役割の昇降係と呼ばれる少女によって80階の雲上庭園まで来たキリトとユージオ。

そこにはアリスが。

 

アリスとの戦いが。キリトとアリスの武装完全支配術がぶつかりあい壁がこわれキリトとアリスは二人とも壁の外へと放り出されてしまう。

残されたユージオ。どうなってしまうのか。

 

感想まとめ

キリトとユージオの活躍が見られる巻。そしてアドミニストレータとカーディナルの誕生の秘話とかなり濃い話でした。

アドミニストレータは人間の欲望を上手く表しているキャラでした。永遠の命、美貌、世界の支配者、絶対的な忠誠を誓った配下。などと。現実では簡単に手に入らないが、手軽なコマンドを知ってしまったら手を出してしまうのではないでしょうか?

アンダーワールドでは未知の流派であるアインクラッド流で勝ち進んでいくキリトとユージオ。無事アリスを取り戻してほしいです。

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