以前kindleのセールで買って積んでいた『可愛ければ変体でも好きになってくれますか?』の1巻を読み終わりました。
テレビアニメ化が決定したのもあり重い腰をようやくあげて読みました。
結構個性的な印象を受けたラノベでした。文章は非常に簡潔に書かれていたため読みやすくあっという間に読み終わりました。
想像と違った話でしたが、タイトルをもう一度見てみて
まあ、納得の話になっています。
話の流れは
自分宛てのラブレターと何故か一緒に添えられていたパンツ。ラブレターには差出人の名前が書かれていなかった。
主人公の桐生慧輝はラブレターの差出人は誰か探っていくラブコメでした。
ここまではまあよくあるような話。運命の相手は誰なのか?ヒロインたちとイチャイチャしながら予想するハーレムもの。
パンツが一緒にあるのはなかなかないことですが。
なんだー普通のラブコメなんだなと思って読み進めていました。
子どもっぽい巨乳の先輩、金髪の後輩、ツンデレの同級生のヒロインたちとイチャイチャ、ドキドキする前半はかなり楽しく読めた。
しかし、中盤に差し当たってから雰囲気がガラッと変わります。
ここでタイトルの
変態という伏線を回収し始めていきます。
実は先輩がとんだドM属性、主人公のペットになりたいという始末。今度は後輩がとんだドS。主人公を奴隷にしてやりたいと告白してきます。
同級生もこの流れでノーマルなわけがありません。実はかなりの腐女子でした。
主人公が他の女の子といっしょにいるのが許せないと言い出します。一応彼女は好きっていう気持ちも持っていました。
自分が変態ということを告白しだしてから好みが分かれる作品です。
あまりにも極端な変態すぎて主人公は彼女たちと関わらないようにします。そのため、ラブコメしているよりは危険な女の子たちから逃避するお話になってしまっています。
残念ながら後半以降ドキドキするような展開はありませんでした。とは言っても最後まで楽しく読めるラノベです。
ラブレターの差出人なんてすっかり忘れてしまうほどのヒロインたちの変態っぷり。妹は1巻の時点では家事ができる兄想いのいい子。だけどもこの流れでいくと妹も何かしらの濃い変態属性を持っている気がします。
変態というぶっ飛んだ設定で楽しく読めた1巻でしたが、最初だからというのもあります。徐々に慣れてきたときにどう面白くさせるのか続きが気になります。