ラノベ

青色ノイズと<やきもち>キラーチューン ワケありJKと始める男装V系バンド 感想・ネタバレあり

MF文庫Jライトノベル新人賞の審査員特別賞の『青色ノイズと<やきもち>キラーチューン ワケありJKと始める男装V系バンド』の感想です。

 

興奮した!!マジサイコー!!

 

2018年に読んだラノベ新刊(【ラノベおすすめ】2018年に読んだラノベを振り返って )のなかでトップ3に入るくらい私は好きです。いやもう1位にしたいくらい好みでした。

あらすじやキャラは特設サイトに詳しく書かれています。

特設サイト

感想

ビジュアル系バンドについて私は興味ありません。それでも楽しめました。

自分が観客として彼らの演奏を聞いているかのような感覚に陥りました。そして鳥肌が立つくらい興奮していました。

トラウマを克服する少年たち

高校生くらいならば誰にも悩みがあるはず。私も高校時代色々ありました。

声がコンプレックスな主人公

主人公の大上透は自分の高い声がコンプレックス。そして文化祭でのライブでの挫折。容姿といった生まれ持ったものはどうしようもないです。

 

彼の声を受け入れてくれたのが、私の中では正妻の化野音子。メインヒロインの化け猫ちゃん。大事なので二回言いました。

彼女は人とまともに会話できない、だから男装をして別の自分を作り出していました。

彼女のギターを聞いてもう一度歌ってみようと燃え上がります。

 

さっそくスタジオいったり路上ライブに出ようとしたりとする主人公の積極性が欲しいものです。路上ライブに出るためにバンドメンバーを探すことに。

まず見つけたのがベースを弾けるライオンでした。

突っ込みたくなりますよね?気にしたら負けです。

 

そして神原小鳥というドラマーを見つけます。しかし彼女は死神という二つ名を持っていました。中二病だったらかっこよかったのですがそうではありません。

彼女の周りに不幸なことが起きるから死神と呼ばれているのです。

 

自分と関わると関わった人が不幸になるからという理由で近寄らせない。しかし、心の中では鳥かごから出たい、人と関わりたい。

そんな彼女を主人公とメインヒロインの化け猫ちゃん+ライオンが音楽で仲間にする。熱い青春みたいなものがありました。

 

バンドメンバーがそろって順調よく進んでいたが、……死神の足音が聞こえてくる。(浮いているので聞こえないかもしれない)

 

祭りの帰り、正妻のねこちゃんが階段から落ちてしまう。

 

小鳥はまたも閉じこもってします。自分のせいで周りを不幸にしてしまった。

人間はどうしても何かに意味を見出してしまう。そうしないと安心できないから。小鳥ちゃんかわいそう……他のラノベだとツンデレの人気ヒロインになっているはずなのに。

 

死神というトラウマを打ち破ったのが音楽だった。カナリアという小鳥に向けての曲。こんな青春送りたかった……

 

そしておそらく1巻での最後のサビとなる場面。大上の1年前の片割れの亡霊との決闘。そう簡単に文化祭でのトラウマは克服できない。そこに小鳥の罵倒。

トラウマを克服した大上。

 

危なかった、小鳥がメインヒロインになりそうだった。俺は化け猫ちゃん一筋。

 

青春ものとしてとても楽しめた。音楽を通してトラウマを克服していく。

ラブコメ展開

バンドだから青春ものと思っていたが、

ラブコメ要素も十分にあった。主人公の鈍感さもあってかなり楽しめた。

 

やっぱり化野がかわいい。特に高所恐怖症を克服するという理由を使って二人っきりで観覧車に乗り、さらには手までつないでしまうところ。実はかなりのやる女かもしれない。

あとは小鳥に対して対抗心を燃やすところもかわいかった。

二人で大上を取り合う展開はなかなかにラブコメっていた。うらやましい展開でした。

 

小鳥が花火のときに手をつないだのは異性としての好きというよりは孤立からくる誰かとつながっていたいという気持ちなのでしょう。それかお前、化野と手をつなげろ!!というメッセージだったかも。

かすかに好意はあるかもしれません。ただ、バンド内での恋愛は崩壊につながるので三角関係ができたら大変なことが起こりそう。それが死神と呼ばれるかも。

ベース担当のライオン

この作品は試し読みもせず、サイトも見ずに購入したので

初めてみたとき笑うしかありませんでした。ビジュアル系バンドにその姿はありなのか?と疑問はありますが面白かった。

そしてその正体も予想はついていたがやっぱりそうでした。実質ハーレムバンドの結成。男装している女子が二人と♀ライオンとよく考えたらかなり最高。

しかも全員美少女。最高なラブコメ。

 

ライオンの姿がミスタードーナツのポンデ・ライオンに見えてしまうのは私だけでしょうか。挿絵で見るとそう思ってしまいます。

最後に脱退すると言っていましたが、私はライオンに残っていてほしい。きっとそうなると信じています。

 

しかし、ぬいぐるみをかぶりながら演奏するって技術がいること。視野が限られてくるので弦も見えづらい。ぬいぐるみを外したら、めっちゃくちゃうまかったという展開は、まあないでしょうね。

まとめ

青春+ラブコメとかなり豪華なラノベです。物語の流れもとてもよく読みやすい文章。テンポよくセンスのある会話。おもしろい比喩表現。そしてかわいいヒロイン。

とかなり好きな作品でした。

 

ダラダラと長い話はあまり好きではありません。どうでもいい日常話が続くのは退屈です。1巻で小鳥を解放し、主人公も置き去りにした亡霊を取り戻すとかなり話が進んでよかったです。

 

これは2巻も買います。2巻ではライオン、文化祭での話になりそうです。

 

残念な点としてはこれを電子書籍で買ってしまったことです。お金に余裕があったら買い直したいと思います。

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