定期試験は良い点だけど実力テストで点が取れない人っていますよね?
そう。私のことです(笑)
「定期試験では良い点・順位がとれるけど、実力テストではなかなか良い点・順位が取れない」
と悩んでいる。ちなみに私もその一人でした。
私が悩み始めたのは中学生の時です。そのころはまあいっかという軽い気持ちでいました。が、高校に入ると定期テストと実力テストの点の差がかなり広がってしまいました。
受験生ならわかると思いますが、大学受験において重視されるのは定期テストよりも実力テストの成績です。むしろ模試の結果です。
大学受験はセンター試験と二次試験の得点によって合否が決まります。実力がある人の方がこの試験において高得点を取ってきます。
つまり高校では、実力テストの成績>定期試験の成績となります。ただ、推薦で受験しようと思うなら定期テストも頑張らなければなりません。
そもそも定期テストと実力テストとは
こんな当たり前のことみんな知っていると思いますが、一応説明します。
定期テストは三学期制か前期後期の二期制によって変わりますが、その学期の中間と期末に二回行われます。三学期制なら年に6回、二学期制なら年に4回行われます。
ただ学校によって中間が無かったりします。
定期テストの点数によって内申が決まります。内申はテストの点と提出物、授業態度等を総合的に判断しますが、テストの点が良いには越したことがありません。
実力テストは学期の中間、終わりといった時期には行いません。学校が決めた時期に行います。これは学校ごとに行われるのであなたの学校の都合によって決まります。
ただ中学校と高校によって実力テストの仕組みが違います。
中学校の実力テスト
中学校の実力テストは先生が作った問題ではなく、どこかの業者が作った問題です。先生が作るとなると大変なのでしょうね。なので採点も先生ではなく業者です。
この実力テストは高校受験のために作られています。この点数ならあの高校も受かるでしょうというものさしとなります。なので、成績に関係ないからといって、適当に受けるのは止めましょう。
たまにですが、この実力テストの問題がかなり難しいときがあります。平均点が200ちょっとのとき(5教科500点満点)が私が中学生のときにありました。なので、自分の点がいつもより低くても気にしなくて良いです。
高校の実力考査
高校では実力テストと呼ばず実力考査と呼びます。といっても、中身は同じです。
高校の実力考査の問題は先生がオリジナルで作った問題です。ただ、すべての問題がオリジナルというわけではなくどこかの参考書の問題を使っている場合があります。
高校の実力考査の問題はセンター試験ではなく、二次試験を想定して作っているので比較的問題が難しめです。高校によって難しさの度合は違ってきますが、私の高校では6割くらいの点が取れれば上出来でした。
公式を暗記していただけでは歯が立たなかったのを覚えています。3割くらいしか点が取れなくてびっくりしていたのが今では懐かしいです。
中学、高校において実力テストはその名の通り自分の実力を測るものです。そして結果から自分には何が足りないのか分析して今後の勉強法に生かすものです。
定期テスト×定期テスト=実力テスト
ここからが本題です。どうしたら、実力テストで良い点がとれるか?
実力テストでも良い点を取る方法を話す前に、実力テストをどのようにあなたがとらえているかが肝心です。
まず実力テストと定期テストが別物だと言っている人がいますが、それは半分正解で半分間違っています。というのも、あなたが勉強している目的によって違ってきます。
もしあなたが、ただ卒業のために良い成績が欲しいなら実力テストはぶっちゃけどうでも良いです。定期テストだけ頑張れば良いです。
しかしあなたが、大学受験や高校受験のために勉強しているならば、自分の実力をつけることが必要不可欠です。そのために、定期テストと実力テストはどちらも必要です。
というのも私の考えでは実力テストは定期テストの拡張版だと思っているからです。この見出しの通り定期テスト×定期テスト=実力テストです。
下の図のように定期テストがあって実力テストがあるものだと私は思っています。
実力テストは結局、今まで学んだ分野から問題が出題されます。習っていない分野からは基本出ません。
もちろん、たまにとても難しい問題で聞いたことがないような問題もあります。あとで問題を見返してみれば、教科書、参考書のどこかに似たようなことが説明されてあります。
普段の授業の最終的なゴールはどこにあるか?
それは希望の大学・高校といった自分の進路(人生)のためです。普段の授業を毎回理解して、定期テストで自分で解ける力が身についているか確認します。そして実力テストで今までの知識の応用問題が解けるか確認します。
そして最後に高校受験や大学受験があります。授業も、定期テストも実力テストもどれも最終的には自分の進路のためです。
定期テスト≠暗記
多くの人が思うであろう定期テストが暗記ゲー。毎回一夜漬けで臨む人が多いのではないでしょうか。私もその一人でした。
徹夜はしませんでしたが、前日に全て詰め込むスタイルでした。私はこういうのもあれですが、記憶には自信があったので比較的良い点を取れていました。
学校の定期テストが暗記したら点が取れるような仕組みになっているのがいけないと思います。ですが、定期テストを暗記だけで乗り越えている人は実力テストであまり良い点が取れないではないでしょうか。
暗記で定期テストを乗り越えている人は、1,2週間後にもう一度同じ定期テストを受けてみたら良い点をとれないと思います。私も自信がありません。
前日に詰め込んだ記憶はすぐに捨てられます。
実力テストで良い点が取れない根本的な問題は、定期テストで勉強した所を忘れているからです。
人間は全ての情報をずっと記憶することができません。これは誰しもに当てはまることです。定期テストの直前に毎回詰め込んだ情報は使わなければ忘れていきます。しかも理屈どうこうで覚えないので、忘れるのも早いです。
実力テストで良い点が取れる勉強法
どうすれば実力テストでも良い点がとれるでしょう。
一番大事なことは勉強することを習慣付けることです。これまで前日に一夜漬けしていた人はおそらく普段から勉強する習慣がないと思います。
私は塾に通っていなかったので、家に帰っても宿題をするくらいしか勉強をしていませんでした。しかも答えを結構写してました。
普段から勉強する習慣がないので、毎日の授業の内容もすぐ忘れていきます。定期テストの前日に詰め込んでもすぐ忘れていきます。これだと、勉強する意味がないです。受験のときに後悔するはめになります。
なので、勉強する習慣をつくるようにしましょう。毎日勉強することで短期記憶ではなく長期記憶になります。
勉強する習慣をつけるには?
勉強する習慣をつくればよいって言われてもどうすれば良いでしょうか?
成績を上げるには勉強するしかないと思っていてもなかなか勉強する気にならないと思います。
私も受験期勉強する気にならず、YouTubeを見たりゲームをしていたりしてました。どうしても勉強から逃げたりしますよね。これはしょうがないです。だって勉強は楽しくないですよね。
しかしどうしてもやらないといけない勉強。勉強をするようになる方法は勉強を日課とすることです。
あなたは毎日、お風呂に入ると思います。たまに風呂に入るのがめんどくさいなと思うことがありませんか?多分嫌だなと思っても入ると思います。
これは入浴という行為が日課となっているからです。勉強も同様に日課にするのがおすすめです。寝る前に今日勉強していないから寝れないと思うくらいの日課にしましょう。
ただ、日課といっても最初は少ない時間勉強をするだけで良いです。いきなり3時間もやれと言われても辛くて勉強をしようという気になりません。
最初は短時間でいいので勉強をしましょう。それから少しずつ勉強する時間を伸ばしていくいのが良いです。