ラノベ

『最果ての魔法使い』 感想!

GA文庫から11月に出版された最果ての魔法使いを読みました。それの感想です。

GA文庫さんから11月に新刊が3冊でました。

『きれいな黒髪の高階さん(無職)と付き合うことになった』と『最果ての魔法使い』と『bella peregrina. カワイイ天狼(オル)の育てかた』の三冊です。

三冊試し読みをしてみたところ、最果ての魔法使いの冒頭で心をつかまれて購入しました。 少しうるっと涙が、買いに出掛けました。

最果ての魔法使いのストーリー

人類を絶滅寸前まで追い込んだ魔樹を異空間に封印した主人公(アルカ)が1000年経って解放される話です。1000年経った世界には魔法が存在しておらず代わりに科学が進歩していた。そこで出会ったフィル・フェンリットを海上都市まで守ってあげる約束をした。

しかし、魔樹の本体は1000年ずっと宇宙空間で力を蓄えていた。アルカを倒す弱点をみつけたそれは2人に攻撃を仕掛けるのであった。アルカは絶体絶命だったがなんとか生き残ることができた。

感想

面白かったけど私には合わなかったです。

私好みの作品ではなかった

私の肌に合う作品ではなかったです。基本学園もの青春もの、ラブコメを読む私なのでこういったファンタジーものはどうも苦手っぽいです。

ファンタジー系に手をだしたのは最果ての魔法使いが初めてかもしれません。バトルにあまり魅力を感じないので今まで手をだしてきませんでした。

一冊完結

1冊としてまとまりはあるけどラノベっぽさがないそんな一冊でした。ラノベの1巻は主人公やその他周りの紹介や、世界観、導入が多いです。

最果ての魔法使いは1巻からいきなり1000年前の種族間争いの宿敵と闘います。これ終盤かクライマックスで起こることでしょう。1巻完結のようなストーリー展開でした1巻からいきなりクライマックスな展開でついていけませんでした

もしかするとこれが導入で今後さらなる敵が出てくるのかもしれません。話的に”それ”にはどう種族の仲間がいるような感じです。

登場キャラの少なさと薄さ

あとは登場キャラの少なさとキャラの薄さが気になりました。

登場キャラが少ない方がいい話もあるので一概には言えません。ただ、なんだかなーという印象でした。2人だけの世界を作っていた感じを受けました。

あとはキャラに魅力を感じませんでした。なろう特有のキャラでもなく主人公キャラでもないです。主人公に助言をする優しい友達的な立ち位置でした。ただの幼い子供で共感できません。

フィルもなぜかかわいいと思えませんでした。たまに出てくるエロい思考もフィルに可愛さを見出せない私のせいで共感できませんでした。

科学と魔法の関係性

もう一つは科学と魔法の関係性です。1000年経って魔法がなくなり科学技術しか使われていない。どちらも上手いこと話にマッチしていないというか、それほど重要視されていない。もう少し詳しく説明しても良かったのではないかと思います。初めから主人公がチートすぎる魔法能力を持っていたのも理由の一つかもしれません。

フィルの魔法の修行のシーンもごくわずかで最果ての魔法使いでの魔法という設定が分かりませんでした。

現代社会の私からしたら、ライフルや医療技術を聞いても身近なのですごさを実感できません。1000年封印されていたアルカはそれは驚くでしょう。

まとめると1000年間封印されて孤独だった主人公がネコ耳のヒロインに出会い恋をする。いままで仲間のことしか考えていなかったヒロインの影響で主人公が自分のことも大切にし始める。2人だけの世界というイメージが強かったです。

次巻について

次巻がでるかどうかは分かりません。辛辣な感想ばかりでしたが、冒頭で書いたように面白かったけど私には合わなかったです。

1巻でいい感じに終わりました。2巻からどのような展開にするか様々です。魔法が平凡になったアルカがどうするのか?ヒロインのフィルがどう成長するのか?学校でも通うのか?ライバルヒロインを出してくるのか?魔獣をどうするのか?

あとファンタジー系に適度な謎もあった方がいいと感じました。素直すぎるストーリーで逆に面白みがない気もしました。

 

試し読みをして興味を持てたら2巻も買うと思います。

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