やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。も13巻が発売されて残るは最終巻となる14巻のみです。
で、きになるのが恋のトライアングル。
八幡からのベクトルはどっちに向いているのか。雪ノ下雪乃? かそれとも由比ヶ浜結衣?
様々な意見があるでしょう。
雪ノ下派だから、由比ヶ浜派だからという偏見は一切なしで八幡が誰が好きなのか考察していきます。
少しずつ考察を増やしていきます。現段階では1シーンしかありません。
許してください。なんでもしますから。
あと何かあればコメントください。
八幡は誰が好きなのか?
それを言う相手はあなたじゃない
「ほんともなにも特にいうことないですから。仮にあったとしても……」
言いかけた言葉を飲み込んで、俺は違うことを口にする。
「それを言う相手はあなたじゃない」13巻325p
どうして雪ノ下のためにそこまでするのか?と陽乃に聞かれたとき、奉仕精神と嘘をつきました。嘘ではないかもですね。一応少しはあるのでしょう。
八幡は陽乃さんから「お前、雪乃に恋愛感情を持っているだろう?」的なことを聞かれていると思った。
そして仮に恋愛感情があったとしてそれを言う相手はあなたじゃなくて雪ノ下雪乃だ。と言っています。
ただ気になるのが、「言いかけた言葉を飲み込んで……」のところです。本当は何を言おうとしていたのか、そこがポイントです。
解釈1
「仮にあったとしても『それは雪ノ下に対してではない』」そう読めます。それを言う相手はあなたじゃないというのも、本当のことです。
この場合は主語が恋愛感情となります。
「恋愛感情が仮にあったとしてもそれは雪ノ下雪乃に対してではない」となります。
つまり由比ヶ浜が好きということですね。
解釈2
もう一つが主語を雪ノ下雪乃への恋愛感情です。
「雪ノ下雪乃への恋愛感情が仮にあったとしてもそれはこの場では言えない」とかです。雪ノ下雪乃が好きだけど今は言えない的な感じです。
由比ヶ浜さんが隣にいるのに雪ノ下雪乃が好きだとしても言えないです。修羅場に突入というか由比ヶ浜がきっと泣いてしまいます。
この場合は雪ノ下雪乃が好きとなります。
少し前の行にこのような文があります。
傍らでは由比ヶ浜が身を固くして、じっと耳を澄ませている。だから可能な限り嘘は吐かず、……325p
八幡は由比ヶ浜が身を固くして聞いていることを知っています。そして雪ノ下に対してそこまですることへの陽乃の質問の答えは既に出ています。
ここも解釈が2つあります。
解釈1
雪ノ下雪乃が好きだからと素直に言えない。由比ヶ浜結衣が聞いているのだから。
でも嘘をついてごまかすのもしたくない。だから、可能な限り嘘は吐かず……。
雪ノ下雪乃が好きということに対して嘘をつかないという捉えかたです。
解釈2
由比ヶ浜結衣が好きということに対して嘘をつかないという捉え方。
由比ヶ浜が聞いているから、雪ノ下雪乃に対して好きという気持ちがあるとは思われたくない。
この1ページだけでここまで想像できる渡先生はさすがです。
今日はこのへんで。少しずつ追加していきます。
由比ヶ浜唯ではなく由比ヶ浜結衣です。考察する以前にちゃんと名前を把握するところから始めてください。
すいません、間違えていました。
いや、今更考察するまでもなくanotherあるんだから原作は少なくとも
結衣ルートにはならないって分かりきってんじゃん…
まああえて考察するなら、12巻ラストで(平塚先生経由ではあるが)
本人から拒絶されて、周りからも雪乃のためを思うなら手を出すなって言われて、
それでも過去に雪乃と交わした「約束」を理由にして助けにいく
(そもそも、その約束自体雪乃本人から拒絶されてる時点で理由になってない)
奉仕部としての仕事でもない、ふさわしい理由もない、
なのに自分のエゴで助けに行く。この八幡らしからぬ能動的な行動に
恋心以外のどんな理由があるのだろうか
よく、八幡は雪乃を理想化していて、それを守るために動いている
という意見があるが、そもそも八幡の理想たる強い雪乃なんて
とっくに崩れていて、八幡自身「理想を押し付けていた」と
自覚しているのに、ここにきてまた理想の押し付けを繰り返してしまえば
八幡自身が自覚した意味がない上に、そも強い雪乃でいてほしいなら
なおさら助けに行くことと矛盾している
そしてこの八幡自身はまだ自覚できてない、あるいは認めたくない雪乃への気持ちを、
結衣はとっくに知っていた。
作中で唯一「正しい答えを知っている」「間違えない人間」と言われる結衣は、
あるべき結末を知っているからこそ涙する。
結衣の知る答えこそが正解であり、辿り着くべき結末であり、避けられない終わりでもある
「由比ヶ浜結衣は間違えない」作中にこの言葉がある限り、
すべてが結衣の勘違いで、実は八幡は結衣が好きという可能性はとっくに摘まれているのだよ