青春ブタ野郎シリーズの第4巻にあたる青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ないを読みました。その感想です。
今まで読んできた4巻の中で個人的に一番好きな話でした。話の内容はよく見る感じでしたが、1巻だけでここまで綺麗にまとめられているラノベはそうそうないです。
しかも、今までで一番麻衣さんとイチャイチャしていました。麻衣さんのかわいい姿がいっぱい、私の心はリア充爆発しろ!でいっぱいな巻でした。
前の3巻の感想→
青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない ネタバレ・感想!双葉理央の思春期症候群とは?
内容(ネタバレあり)
麻衣と豊浜のどかが入れ替わってしまう。豊浜のどかは麻衣と腹違いの姉妹だった。すぐに解決することができないため、お互いのふりをして学校生活、芸能生活を送る。のどかは国民的芸能人の麻衣と比べられることにストレスを感じていた。
ある日CMの撮影中にのどかは倒れてしまった。麻衣から部屋のカギをもらった。つまり、のどかの様子を見に行けということである。のどかの様子を見に行くと元気そうであった。咲太は洗濯をし朝食を作ってあげた。これから毎日、のどかのためにご飯を作ることを約束させられた。
無事にのどかはCMの撮影を終えることができた。その時咲太の家に一本の電話がかかっていた。相手は咲太の父。今度の日曜日会わないかという誘いの電話だった。
麻衣のライブが始まった。のどか以上のパフォーマンスをしそして次の曲のセンターがのどかに決まった。のどかの母親も喜ぶがそれは麻衣に対してだった。
のどかは麻衣がずっと大切に保管していたのどかからの手紙を知る。そして体がもとに戻った。
しかし、麻衣に恋人ができたというスキャンダルが。麻衣は持ち前の演技力、コミュニケーション能力で上手くやり過ごすことができた。晴れて咲太と麻衣はデートをすることができた。
そしてポストに気になる手紙が入っていた……
感想
べたな話
麻衣の妹である豊浜のどかと麻衣さんが入れ替わってしまう所から始まります。べたな話です。でもそこが良いんです。
とんとん拍子で話が進んでいきますが、青ブタはスムーズに進む話の方がグッドです。シリアスすぎるのも咲太のキャラに合わない気がするので、これくらいのテンポがちょうどいいです。
のどかの思春期症候群の原因
のどかの思春期症候群の原因は姉の麻衣さんへのコンプレックス、原因の根本的なところは周りからの期待・圧力です。
麻衣さんと比べられてきたのどかが麻衣さんに憧れてなりたいという思いと、母親から期待されるという圧力から思春期症候群を引き起こします。
前半部分では、のどかと麻衣の母親同士の代理戦争だと思い込ませておきながら、後半部分でのどかの母親はのどかに自分の理想を押し付けていいのかと悩んでいたことが明らかにされます。
のどかは、母親が麻衣と比較して麻衣よりも人気になることを期待されているものと思い込んでいました。その期待に応えようとするも売れないアイドルのまま。しかも麻衣が芸能界に復帰、さらに差が広がる一方です。
ついに耐えられなくなり精神の不安定さから思春期症候群を引き起こしました。
解決方法
麻衣になりたいことが原因ではありません。周りからの期待・圧力と自分の意志の無さが原因でした。自分にとっては大好きな麻衣だけど、周り特に母が麻衣と比較するがゆえに劣等感を感じるのではないでしょうか?
周りが期待する自分を無理に演じようとする、そこにのどか自身の意志は存在しません。のどかが母親の気持ちを知り自分がどうありたいのかを見つけることで思春期症候群は解決しました。
麻衣のスキャンダル
麻衣のスキャンダルがありました。4巻冒頭のスキャンダルの報道はこのためにあったのでしょう。まあ、あんだけ麻衣の姿をしたのどかといればそうなるでしょう。
さすがの麻衣さん。ピンチをもチャンスに変えてしまいました。
最後にこれだけ言わせてください。
タイツは下着に入るんですか?169p
これ名言でしょ。アニメでもやってくれるのを期待します。
バナナはおやつに入るんですか?くらいにさらっと言ってしまう咲太に惚れてしまいそうです。
アニメは駆け足ぎみ
アニメも見ていますが、1クールで5巻分をやろうというのがきつかったですね。カットされている部分も多い。なにより限られた時間(2,3話)で1つの巻をやるのでスピード(展開)に強弱がないので退屈です。
青ブタの一区切りとなる6巻と7巻を映画でやるために5巻までやりきりたいのでしょうが、時間が足りなかったですね。
原作の方は丁寧に書かれています。
眠いので適当な感じになりましたが、また修正しようかと思います。今日はこの辺で。
5巻の感想→青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない 感想