ラノベ

『七つの魔剣が支配するII』感想・ネタバレ 2巻も引き続き面白い!

積んでいた七つの魔剣が支配する2巻を読みました。

読んだ感想は、

1巻のおもしろさ健在!!

1巻のラストで主人公の裏の顔が見えた。そして2巻ではどのような展開がくるのか! 期待して読んでみたが、そうきたか!!

もう少し主人公の裏の顔・暗躍を知りたかったところもあるが、学園ものとしてかなり良い出来になっていた。3巻も5月に発売されるので是非とも購入したいです。

1巻の感想>>>『七つの魔剣が支配する』感想・ネタバレあり 最後に一本とられた!!

 

七つの魔剣が支配する世界IIあらすじ

学園内の事件を解決し、一目置かれる存在となったナナオとオリバー。しかしそれは、魔法使いとしての研鑽に励む同級生たちの、矜持と野心に火を点けた。誰が一年生でいちばん強いのか?その問いに結論を出すために、お互いのメダルを奪い合う、バトルロイヤルの開催が告げられる。ナナオやオリバーを倒すべく、次々と名乗りを上げる強者たち、そしてこの機に乗じる存在が動き出し―。一方、その盛り上がりをよそに、ある大きな変化がピートを襲う。彼の体に隠された秘密が明かされ、それは大きな可能性を少年にもたらすのだが―。運命の魔剣を巡る、至高の魔法×剣術バトルファンタジー第2巻!

 

ピートさん!?

両親が魔法使いではない普通人の生まれのピート。こういったキャラは才能の無さなどに劣等感を覚える多いです。が、ピートさんはなんと

両極往来者だった!

私も両極往来者かも...

両極往来者とは男性の心身から女性の心身に変化する体質。また逆もしかり。男性になったり女性になったりできる。魔法界ではかなり珍しい体質、オリバーは「才能」と呼んでいた。

そんな体質を受け入れることができないピートだったが、上級生の集いやオリバー、他の友人たちの支えにより少しずつ扱えるようになっていく。

ピートがこの才能を使いこなせるようになっていくのが楽しみでしょうがない。

案外女性ピートも悪くない。というかかなり好きな容姿・性格。これからも出番が多いと嬉しい。

 

シェラとコーンウォリス

ピートのように普通人であるがゆえの悩みもある。名家だからの悩み、苦悩もある。

マクファーレンの娘のシェラ、そして分家のコーンウォリス。

 

コーンウォリスにとってマクファーレン家のシェラが自分よりも才能もあって人望もあって妬ましい。何よりもシェラとコーンウォリスが血のつながった腹違いの姉妹でもあった。

マクファーレン家が途絶えないように分家のコーンウォリス夫人にコーンウォリスを預けた。コーンウォリスだけがマクファーレンの血筋を受け継いでいるがために他の子よりも秀でている。

コーンウォリスはマクファーレンに認められたいがために更に励む、どんどん周りの子と差が広がる。その励みがコーンウォリス父にとってすれば越えられないマクファーレンとの血筋を実感させられる。。

誰も報われない、幸せになれない仕組みだった。

 

剣花団結成

1巻からつるんでいたオリバー、ナナオ、シェラ、ガイ、カティ、ピートの6人。

上級生ミリガンから工房を譲ってもらうことに。1巻でご活躍していたミリガンをすっかり忘れてしまいました。申し訳ありません...

色々なラノベを読んでいると続巻を読んだ時前の巻の記憶がすっぽり抜け落ちてしまうのです。

 

6人だけの秘密基地を作ってパーティーして一夜明かします。いい仲間たちです。羨ましい限りです。

3対3、そしてそのあとのオルブライトと蜂との接敵。6人の意志が揃い、困難だろうとも乗り越えていくところに熱い友情を感じました。ダーク系かと思いきや、しっかり学園ものとして書かれています。

一番グッときたのがピートのセリフ。

「……おい。保護者気取りもいい加減にしろ」
「まだ分からないのか?ボクも、ガイモ、カティも!ここまでオマエらの足を引っ張りにきたわけじゃないぞ!」280P

ナナオやシェラに比べて非力でお荷物かもしれない。自分たちも覚悟を持ったうえで一緒に戦いに来たんだ!前半のおどおどした女性ピートのギャップもあり感動しました。

 

だが、オリバーは表では友情を築いていますが裏ではどうなのか非常に気になるところ。自分たちの同士を作れるかと従兄と話していたので仲間が多いに越したことはない。

この剣花団がオリバーの目的を知ったとき対立するのかはたまた共闘するのかも楽しみ。ナナオとは剣を交える運命でしょうか。

 

感想まとめ

1巻でオリバーのダークさが浮き出て2巻からはスパイ系になるか予想していたが、熱い友情の学園っぽさがあった。こっちの話も結構好きだった。

血のにじむような努力を積み重ねてきた平凡のオリバーと我流を極めてきたロッシ、
そして平凡のピートに天賦の才能の両極往来者が開花

本家と分家に悩まされてきたコーンウォリス、
家柄上、負けを許されないオルブライト

2巻は才能、身分が印象的だった。

 

まだオリバー自身、周りに謎が多い。オリバーの狙いがキンバリー学園の先生たちを討つことなのは分かる。

先生たちの本当の姿・何者等が不明で先の見通しがあまりつかない。オリバーの従兄、従姉が登場したがまだまだ関係性がつかめない。

次巻の3巻で1年生編は終わるようだが、キンバリー学園が何年制かによるがまだまだ続くそうなので期待しています。というかピートの身が心配…無事生きているといいな...

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